自動ドアのセンサーの故障による症状と原因、対処法を解説!

自動ドアは、ショッピングモール、オフィスビル、病院などに設置されており、私たちの生活に快適性を提供してくれる機器の1つです。自動ドアは多くの機器や部品から成り立つ機器ですが、その心臓部は「センサー」です。このセンサーが上手く作動しないと、自動ドアはスムーズに機能しません。また、自動ドアの設置場所や設置年数などの影響により、自動ドアのセンサーが作動しないという現象は珍しくありません。本コラムをお読みの方の中にも、保有の自動ドアが「スムーズに機能しない」、「機能しなくなった」というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、自動ドアのセンサーが作動しない理由や故障の見分け方、故障の原因と対処法について解説していきます。本コラムが皆さまの自動ドアセンサーに関するお悩み解消に繋がると幸いでございます。

自動ドアセンサーの基本原理

自動ドアセンサーの基本的な原理は、ドア上部に設置されているセンサーによって、人や物の存在を検知し、ドアを開閉するというものです。多くのセンサーは、赤外線や超音波、マイクロ波を使って近くにある物体を検知しています。つまり、人や物がセンサーの検知範囲に入ることで、それに反応してドアが開く仕組みです。

自動ドアセンサーの故障を疑うべき現象

前述したように、自動ドアの心臓部である自動ドアセンサーが機能しないと、自動ドアが作動しなくなってしまいます。自動ドアセンサーが機能しない理由としてはセンサーの故障の他に、センサーの一時的な不具合があります。外部環境の影響を受け、ソフトウェアの一時的なエラーが生じている場合や、電子制御やソフトウェアにエラーが発生している場合など、原因はさまざまですが、故障と一時的な不具合を見極め、適切に対処する必要があります。本章では、自動ドアセンサーの故障を疑うべき現象と、故障と一時的な不具合を見極める方法をご紹介します。

1. センサーが人やモノに反応しない

自動ドアに近づいても、起動センサーが反応せず、自動ドアが開閉しないというような現象が起きることがあります。原因としては、電力の未供給、センサーの汚れ、ソフトウェアのエラー、センサーの故障などが挙げられます。まずは、電源を落とし、センサー部の確認を行いましょう。センサーを清潔にし、センサーに付着した汚れやゴミを取り除くことをお勧めします。その後、電源を入れなおし、自動ドアが正常に作動すれば、一時的な不具合として考えることができます。確認後も、自動ドアの作動に異常がある場合は、自動ドア起動センサー内部や電源供給線の故障を疑う必要があります。直ちに電源を落とし、修理業者へ原因の解明と自動ドアセンサーの修理を依頼しましょう。

2. 自動ドアが急に開く/閉まる、ドアの動作が不自然

自動ドアが、開ききる前に閉じる、閉まりきる前に開くなどの現象が続くことがあります。この際、自動ドア起動センサーの他に補助センサーの故障と一時的な不具合を疑う必要があります。一般的に、起動センサー(メインセンサー)は自動ドア上部に設置してあり、ドアフレーム側面に補助センサーが設置されています。補助センサーが不具合を起こすことで、自動ドアの急にドアが作動する、開閉を繰り返すなど、不自然に作動することがあります。対処に関しては、本章の1で述べた方法と同様に、電源供給とセンサーの汚れを確認する必要があります。自動ドア起動センサーの確認と同時に補助センサーの確認を行いましょう。確認後も、自動ドアの作動に異常がある場合は、自動起動ドアセンサーや補助センサーの内部、電源供給線の故障を疑う必要があります。直ちに電源を落とし、修理業者へ原因の解明と自動ドアセンサーの修理を依頼しましょう。

3. 自動ドアが勝手に開閉する

自動ドアに人やモノが近づいていないにも関わらず、ドアが勝手に開閉するといった現象が続くことがあります。この場合、自動ドアセンサーの故障や不具合と同時に、周辺環境を見直す必要があります。自動ドア起動センサーが自動ドア周囲のモノに反応している可能性があります。一度、ドア周辺のモノをドアから離し、ドアの動作を確認しましょう。それでも、動作が改善されない場合は、本章1同様、電源供給とセンサーの汚れを確認しましょう。処置を実施してもドアの開閉操作に問題がある際は、直ちに電源を落とし、修理業者へ原因の解明と自動ドアセンサーの修理を依頼しましょう。

また、故障の見分けについては当サイト「故障かなと思ったら」にも記載しておりますので、そちらもご確認ください。

自動ドアセンサー故障の原因

1. 電源供給の問題

電源の供給が不安定であったり、電圧が不安定になると、センサーに負荷がかかり、センサーが正常に作動しなくなります。このことが、センサーの故障に繋がります。

2. 水濡れや汚れの付着

雨や水濡れによる湿度の変動や埃や汚れがセンサーに付着することで、センサーの検知能力が低下し、故障につながります。

3. 部品の劣化

特に、屋外と屋内を仕切る自動ドアの場合、部品が劣化する可能性があります。部品の劣化により、センサー自体やセンサー周辺機器が故障する場合があります。

自動ドアセンサー故障を防ぐための方法

それでは、故障を防ぐためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

1. 電源供給の問題修正

電源の供給状況を確認し、必要であれば業者へ依頼して安定的に電源供給が行える環境を整備しましょう。また、コードや供給元(コンセント差し込み部)に問題がないかを確認しましょう。

2. センサー付近の清掃や整備

センサー部分の清掃や保護策を講じ、湿度や汚れから保護します。定期的に実施することで、部品の劣化を防ぎ、耐用年数が長くなることも期待できます。

3. 定期メンテナンス

自動ドアは複雑かつ精密な構造をしているため、専門業者によるメンテナンスを実施することが重要です。定期的にメンテナンスを実施することで、故障の兆候を見つけることもできます。

故障してから対応するのではなく、定期的なメンテナンスや動作確認により、故障のリスクを低減させることが重要です。また、メンテナンスは高い技術と経験を有した専門業者へ依頼することで、長期的な安全性を確保することができます。

いかがでしたでしょうか。我々の日常を支える自動ドアですが、時には、事故の原因になってしまうこともあります。重要なことは、故障を未然に防ぐ、もしくは早期に発見し、早急に修理、対処することです。四国自動ドア設置・修理メンテナンス.comを運営する四国寺岡オートドアは、四国各地の自動ドアセンサーを修理・メンテナンスを実施してきた実績がございます。四国エリアの自動ドア修理に、迅速に対応致します。
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